2020年12月25日 / 最終更新日時 : 2021年1月15日 hontake 2020年 2020_39 怪しい人々 東野圭吾 1994年に単行本で発刊された7作からなる短編集です。 ①寝ていた女:自宅住まいの友達にあいびき用に部屋を何度か貸すことになるが、ある朝見知らぬ女性がベッドで寝ていた。いったい誰なのか、単なるあいびきではなく、後ろで糸 […]
2020年12月18日 / 最終更新日時 : 2021年1月15日 hontake 2020年 2020_38 美しき凶器(東野圭吾) 1992年初出版ですので、東野さんの比較的初期の作品です。 最も運動機能の優れた人間といえば、男性なら10種競技、女性なら7種競技の選手ではないでしょうか。そんな運動機能を持った人間が殺人鬼となったら・・・。そんなこと […]
2020年12月9日 / 最終更新日時 : 2020年12月11日 hontake 2020年 2020_37 夜明けの街で(東野圭吾) この本は、浮気または不倫がテーマで、そこに殺人事件を絡めてミステリーに仕上げている、といったところでしょうか。 30過ぎのサラリーマン渡部が、ふとしたことで浮気にはまり、家庭も顧みないような不倫へと染まっていく、その過 […]
2020年11月30日 / 最終更新日時 : 2021年1月15日 hontake 2020年 2020_36 ハグとナガラ 原田マハ マハさんの人生経験をベースにしたエッセイに近い物語のようです。 「ハグ」こと波口喜美(はぐちよしみ)と旅友達であり親友でもある「ナガラ」こと長良妙子(ながらたえこ)、30歳過ぎから女性二人旅を始める。二人のやり取り、距 […]
2020年11月26日 / 最終更新日時 : 2021年1月15日 hontake 2020年 2020_35 探偵倶楽部 東野圭吾 5編の短編ミステリー小説で構成されています。「探偵倶楽部」とは、会員制の調査機関で、それなりの地位と名声をもった人たちが会員です。5編とも殺人事件に絡んだ内容で、いずれの作品も面白く読むことができました。 「偽装の夜」 […]
2020年11月16日 / 最終更新日時 : 2020年11月26日 hontake 2020年 2020_34 古事記の神々 三浦佑之 先日、テレビで古事記と日本書紀の違いなどを特集した番組が放映されました。とても分かりやすかったです。そんなこともあり、この本を購入してしまいました。 本の題名は「古事記の神々」となっていますが、日本書紀と古事記の違いか […]
2020年11月5日 / 最終更新日時 : 2020年11月16日 hontake 2020年 2020_33 下町やぶさか診療所 いのちの約束 池永 陽 NHKの「家族に乾杯」という番組で、笑福亭鶴瓶が訪ねた岐阜のある家が、たまたま池永陽さんの家でした。鶴瓶さんは池永さんを知らなかったようですが、私は、「珈琲屋の人々」を読んでいたので、その偶然に感動しました。そんなこと […]
2020年10月27日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 hontake 2020年 2020_32 マスカレード・ナイト 東野圭吾 マスカレードシリーズ、3作めです。1作めの「マスカレード・ホテル」は、連続殺人事件がホテルで起こるとの推測から、犯人逮捕のためにホテルマンとなって張り込む新田刑事とホテルのフロント係の山岸尚美のコンビが様々な出来事に対 […]
2020年10月14日 / 最終更新日時 : 2021年1月15日 hontake 2020年 2020_31 アノ二ム 原田マハ キャンバスに絵の具を垂らしたような抽象画の作者、ジャクソン・ポロック。有名な抽象画家なのだそうですが、正直私は知りませんでした。そのポロックの幻の抽象画の原点となる作品「ナンバーゼロ」が、香港で行われるサザビーズのオ […]
2020年10月6日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 hontake 2020年 2020_30 神話の密室 知念実希人 驚異的な診断能力を持ち、どんな病気も見抜いてしまう若き天才女医、天久鷹央(あめくたかお)。彼女のもとで研修医として勤務する小鳥遊優(たかなしゆう)を通し不可解な病気や死因について解き明かしていく医療ミステリー。シリーズ […]
2020年9月29日 / 最終更新日時 : 2020年11月25日 hontake 2020年 2020_29 陽だまりの天使たち 馳 星周 陽だまりの天使とは、人に癒しを与えてくれる犬たちのことです。飼い主と犬の心温まる、あるいは涙、涙の7つの短編集です。我が家でもかつてウェリッシュコーギーを飼った経験があり、15歳というコーギーにしては長寿の生涯を見送っ […]
2020年9月18日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 hontake 2020年 2020_28 ある閉ざされた雪の山荘で 東野圭吾 有名演出家のオーデションに合格した7名が、山荘に集められた。3名が女性で、男性1名以外の6名は同じ劇団に所属している。 山荘に集められた理由は、演出家の先生のアイデアで、題名にあるように、閉ざされた雪の山荘という状況を […]
2020年9月8日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 hontake 2020年 2020_27 ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ 三上 延 ビブリア古書堂の新シリーズです。篠川栞子さんと大輔が結婚し、扉子が生まれ、既に高校生になっていました。今回は横溝正史の本にまつわる話です。話の進行は、高校生になった扉子が、父親である大輔がつけている日記のような、「事件 […]
2020年9月2日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 hontake 2020年 2020_26 たゆたえども沈まず 原田マハ ゴッホ兄弟、ヴィンセントとテオの切ない物語でした。今でこそ高値で取引されるゴッホの絵がなにゆえに生前売れなかったのか、二人の兄弟とはどんな関係にあったのか、そして、明治の初期に、フランスで日本の美術を広めた日本人が存在 […]
2020年8月18日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 hontake 2020年 2020_25 ゴッホのあしあと 原田マハ 「たゆたえども沈まず」は、ゴッホの生涯を描いた小説ですが、この「ゴッホのあしあと」は帯にあるように、「たゆたえども沈まず」の副読本であり、メーキングオブ、解説本、といってもよいものです。原田マハさんが「たゆたえども沈まず […]
2020年8月6日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 hontake 2020年 2020_24 片思い 東野圭吾 大学時代のアメリカンフットボール部のチームメイトたち、毎年行われている10回目の飲み会の場面から物語は始まる。それぞれのチームメイトはそれぞれの人生を歩んでいた。QB(クォーターバック)だった西脇哲郎、スポーツライター […]
2020年7月20日 / 最終更新日時 : 2020年11月25日 hontake 2020年 2020_23 魔王 伊坂幸太郎 「魔王」と「呼吸」という題材の繋がった物語から構成されています。前半は何事も深く考えるという理屈っぽい性格の安藤兄の生き様、後半は直感的に生きる弟の潤也とその妻の物語で、兄の死後5年後の物語です。 魔王という題名から、 […]
2020年7月9日 / 最終更新日時 : 2020年11月25日 hontake 2020年 2020_22 十字屋敷のピエロ 東野圭吾 悲劇を招くというピエロの人形。その人形を購入した十字の形をした屋敷に住む女社長。その屋敷は通称十字屋敷と呼ばれています。すると、購入した女社長が、2階の窓から飛び降り死んでしまう。自殺ということになるが・・・。 十字屋 […]
2020年6月30日 / 最終更新日時 : 2020年12月14日 hontake 2020年 2020_21 大河の一滴 五木寛之 五木寛之さんの本を読むのはこれが初めてです。約20年前の1998年に出版され、最近またブームになっているということで読んでみることにしました。内容は小説ではなく、五木さんの思いを綴ったエッセイです。 冒頭いきなり、「こ […]
2020年6月22日 / 最終更新日時 : 2020年11月25日 hontake 2020年 2020_20 ブルータスの心臓 東野圭吾 完全自動化された工場で、ロボットの誤動作によって管理人が死亡するところから物語は始まります。そのロボットの名前はナオミ。 ロボット開発エンジニアである末永卓也は、苦労の末大学を卒業し一流会社MM重工に就職する。そして、 […]