2014_14 播磨灘物語(4)  司馬遼太郎

 司馬遼太郎のあとがきの最後の文章が、「もつならこんな男を友達にもちたい」で終わっている。戦国乱世に生まれたが、この言葉に象徴されるような人柄であったのだろう。信長の死後、秀吉が天下を取れたのは 官兵衛の力量が大きい。それ以降は、一歩引いた感じである。そのせいか、本の内容も薄くなっているように感じる。関ヶ原の裏で九州を暴れた官兵衛は天下取りの維持をを見せたような気がしないでもない。

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