2015_14 夢を売る男 百田尚樹

 何の夢を売るのか?それは本を出版する夢。本は売れなくなってきても、本を出版したい人は増えている。「自費出版」ではなく、著者が費用を負担し、出版社と協力して出版する「ジョイントプレス」という方法。その編集部長。最初は詐欺まがいと思ったが、そのうちほんとの詐欺出版社が登場する。こんな出版社もあるのかという一種の驚き。そして百田尚樹の出版会への挑戦状のようにも思える。そして最後のしめがほっとさせてくれる。

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