2015_27 からくり探偵・百栗柿三郎 伽古屋佳市

 大正時代を背景としたものがたり。冒頭、事件はすでに始まっていました。それはからくり人形TAMA3号、あとでそのことが分かります。本文は四つの事件が次々に解決されていく形で進み、それぞれが面白い。物語の間には“幕間”が織り込まれており、最後につながるようになっています。読み終えて心地よさを感がじられる作品でした。

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