2015_32 「古事記」の真実 長部日出雄

 古事記、その中の上巻、神代の神話の世界に限って語られています。筆者は、古事記を芸術作品としてとらえ、日本人の起源を考察しています。これまで、関裕二さんの著書を多く読んだため、日本書紀と同様に、政治色が強くその背景を勘ぐってしまうところがありましたが、今回は純粋に古典として新鮮な感覚で読むことが出来ました。本居宣長、津田左右吉についても理解が進みました。

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