2015_40 帝都を復興せよ 江上 剛

 大正12年9月1日午前11時58分44秒、帝都が大揺れに揺れた、世にいう関東大震災である。折しも山本内閣発足のさなか、後藤新平が内務大臣に就任、帝都復興に乗り出す。先日、後藤新平の生家のある岩手県水沢を訪問してきたばかりのため、興味を持って読みました。後藤新平の大風呂敷の帝都復興案が、抵抗勢力によって骨抜きの計画に成り果ててしまう。どこかできたような話です。事をなすことの大変さがよくわかります。後藤新平の人となりの一端が少し理解できました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です