2019_10 嘘をもうひとつだけ 東野圭吾

 名探偵、加賀恭一郎が、殺人あるいは殺人未遂事件を鋭い洞察力で犯人を追い詰めていく5つの短編集です。第一話、現在は演出家で元プリマバレリーナの犯した罪を暴いていく、本の題名にもなっている「嘘をもうひとつだけ」。第2話「冷たい灼熱」、帰宅すると妻が殺され、息子が行方不明に。誘拐されたのだろうか、結末は悲しく切ないものでした。第三話「第二の希望」、娘に体操選手としてオリンピックに出場する夢を託す母親。ある日、離婚した母親の恋人が自宅で殺されていた、犯人は誰か、動機は、悲しい親子の物語。第4話「狂った計算」横暴な夫を殺そうとする妻とその愛人、名探偵加賀恭一郎も間違うほどの偶然が。第4話「友の助言」、加賀恭一郎の友人が居眠り運転で事故を起こし重症を負う。居眠り運転などするやつではない。友人として捜査を行っていく、その結末は・・・。

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