2020_17 名探偵の呪縛 東野圭吾

 ある作家が自らが書いた推理小説の主人公の探偵、天下一にすり替わり、不思議な世界に迷い込む、そして難解事件事件を解決していくというストーリー。不思議な世界とは、歴史がなく、ミステリー小説という言葉もないという町。それは、ミステリーを封印してしまった世界であった。
ある作家とは、東野さん自身のことであり、東野さん自身のミステリーに対する訣別の決意のように感じられます。実際に決別したとは思えませんが、いろいろ悩んでいたのではないでしょうか。ですから、名探偵とは、東野圭吾さん自身で、作家、東野圭吾の呪縛、ということのようです。

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