2020_6 出雲のあやかしホテルに就職します 4 硝子町玻璃

 3巻に続き連続して読みました。4巻では、ホテル櫻葉に訪れる人間のお客や人間でないお客とのかかわりあいの話が4話納められています。1話は、陰陽師の家系で特に力の強い4つの家系「四華」の一つ蓮沼家の人々の話。蓮沼家には、元山の神である天狗の貴時が仕えています。2話は人間と将棋やチェスで勝負をし続ける死神の話。そこには切ない恋物語と死神と人間のちょっといい話。3話は、人間との約束を果たすために自らを呪縛してしまう幼そうに見える山の神の話。4話は狐と狸のいがみ合いの歴史と打ち解けあう話。狸がその正体を隠して狐の好きな稲荷ずしの食堂をいとなんでいます。なんせ霊力をもった人間と妖怪や神様の話なので、何でもありのファンタジーといったところでしょうか。

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