2019_42 むかし僕が死んだ家 東野圭吾

 この東野さんの作品も一種のチャレンジサスペンスのように感じました。主人公は「私」とその昔の恋人中野沙也加の二人、「私」が過去を語る形で物語が始まります。結局私の名前は出てきませんでした。そして主要な登場人物はほぼこの二人のみ、登場人物は記憶や想像で登場してくる人たちばかり、しかも場面はほとんどリゾート地に建てられた不思議な別荘だけ。でも決して退屈させないストーリーとなっています。
二人には似たような境遇があったことで引かれていった。そしていったん分かれたが、同窓会で再開。沙也加には小さいころの記憶がなく、亡くなった父親が残した地図と真鍮のカギに何か隠されているのではと「私」を誘ってその地図の場所へと向かう。そこには不思議な家が建っていて、家の中を捜索しながら徐々に不思議な家の謎と沙也加の過去が明らかになっていく。そこには驚くべき真実が隠されていました。読み終えて本の題名がなんで「僕が」になっているのかが少し気になりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です