2015_18 珈琲屋の人々 ちっぽけな恋  池永 陽

 珈琲屋の人々の続編。珈琲屋のマスター行介、かつて殺人を犯し刑務所に服役した経験がある。殺した相手は商店街に嫌がらせをしていたやくざではあるが、殺人は殺人である。そうした行介とばついちの元恋人冬子を中心とした人間模様。前作に比べ、シリアスな内容が多く、短編ごとの結末は考えさせられる内容になっています。物語の中での行介には人間としての迫力を感じます。最後はおどろきの結末となっており、続編が待ち遠しいです。

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