2016_11 ブ ラ ッ ク 山田悠介

 引退間際のプロ野球選手が、下半身不随になってしまい自殺をほのめかす野球少年とサイクルヒットを打つことを約束するが、結局達成することができずにくも膜下出血で死んでしまう。病気のために、双子の兄弟と離され、離島で重労働を課せられながら死を待つばかりの少年、結局死んでしまう。そんな悲しい暗い物語の短編集かと思っていたら、四編めですべての物語がつながり、最後にどんでん返し。悲しい物語の中にも心和む内容でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です