2016年12月16日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_47 脱・限界集落株式会社 黒野伸一 「限界集落株式会社」の続編ではありますが、「脱・限界・・・・」という題名になっています。今回は限界集落ではなく、シャッター街と化した商店街の再開発化を舞台としている。ストーリーは面白かったが現実はそんな甘くないような気 […]
2016年12月16日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_46 思い出のとき修理します4 永久時計を胸に 谷 端恵 シリーズ4作めの完結編。時計職人である秀司と明里の恋の行方のほのぼの系と、時計にまつわるミステリーが絶妙にからみ、津雲神社とさびれた商店街の雰囲気が実に心地よい。終わってしまうのが惜しい気がする。
2016年12月13日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_45 第三の時効 横山秀夫 地方警察の捜査第一課の三つの係、それぞれに個性豊かな係長がおり、事件を解決していく。犯人の心理、警察の心理、記者の心理を巧みに表現、そして読者の心理をうまくついていく。テレビドラマを見るように引き込まれ、ワクワクしなが […]
2016年12月8日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_44 沈 黙 遠藤周作 江戸時代島原の乱の直後、キリスト教迫害の最中、キリスト教を奪会した先輩宣教師を探すため、日本に上陸する二人の宣教師。しかし、そこには想像以上の信徒への迫害、そして自らへの苦難が待ち受けていた。沈黙とは神の沈黙であり、神 […]
2016年11月30日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_43 火 車 宮部みゆき 事件で傷を負って休職中の刑事が、親戚の青年に頼まれ、失踪した婚約者の行方を探すことに。ところが、その婚約者とは、サラ金地獄、自己破産、自らを別の人間にすり替えようとする、そんな女でした。面白かったです。
2016年11月11日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_42 剣 と 紅 戦国の女領主・井伊直虎 高殿 円 来年のNHK大河ドラマです。井伊家の歴史を通し、戦国時代のお家の生き残りの苦悩、裏切り、駆け引き、その大変さ、すさまじさを感じました。また、庶民の実態も垣間見られます。戦は男が表舞台ですが、その裏には女性の戦い、戦略が […]
2016年11月9日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_41 放 課 後 東野圭吾 東野圭吾の小説は読みやすい、ひきつけられる。女子高で起きた教師殺人事件、しかも密室殺人、犯人はだれか。この謎解きの場面を、朝の通勤電車の中で読んでいたのですが、集中するあまり、駅を三つも乗り過ごしてしまいました。 東野 […]
2016年10月28日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_40 告 白 湊 かなえ 娘を教え子に殺された教師の復讐劇を、告白という形で展開、登場人物のそれぞれの告白がその心理描写の種明かし的な存在となっている。巻末に映画化された時の監督対談が掲載されており、これも興味深く、映画も見てみたくなりました。
2016年10月21日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_39 本日は、お日柄もよく 原田マハ 結婚式のスピーチや代議士の演説の原稿作成をサポートするスピーチライター、結婚式で何度かスピーチをしたことのある私にとっては、感動するスピーチ、スピーチの極意は参考になりました。物語はドラマ的ではありますが、その分感動も […]
2016年10月14日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_38 セ ブ ン 乾 くるみ 7つの短編集、頭を使う物語が多かったです。乾くるみさんはパズルがすきなのでしょうか。読者を驚かせようとしているようにも思えます。物語はそれぞれ面白かったです。
2016年10月5日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_37 わたしの小さな古本屋 田中美穂 倉敷で営業する小さな古本屋「蟲文庫」その女性主人田中美穂さん、この本の著者でもある。小説かと思って読み始めたのですが、そうではなく、21歳で何となく開店してから20年以上、その間の日常を綴ったものでした。ほのぼのと暖か […]
2016年10月3日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_36 人間失格 太宰 治 何となく読んでみようかと思って読み始めたのですが、そこに太宰治の遺書ともいうべき、魂の叫びを感じました。たぶん、繊細な人であったのでしょう、繊細すぎるがゆえのすさまじい人生を歩み、最後は自らの命を絶つ。その直前に書かれ […]
2016年9月27日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_35 神様の御用人 6 浅葉なつ 今回は3柱の神様の話。一柱めは平将門の祟りの話、祟りがたたりになっていない滑稽さがある。二柱目は出雲の国譲りの使者としてヤマトから派遣された建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)と経津主神(ふつぬしのかみ)のせつない物 […]
2016年9月20日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_34 村上海賊の娘 第四巻 和田 竜 毛利方村上海賊一団と織田方真鍋海賊一団の決戦、一旦は衝突を避け、引き上げた村上海賊、景の抜け駆けにより衝突、すさまじい戦いが始まる。村上海賊の娘景(きょう)と真鍋海賊の頭、七五三兵衛(しめのひょうえ)の戦いがすさまじい […]
2016年9月9日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_33 村上海賊の娘 第三巻 和田 竜 いよいよ村上海賊が、毛利の軍勢として大本願寺へ兵糧を届けに動き出し、信長方の泉州海賊の包囲網を突破することに。しかし、双方の駆け引きが始まる。一旦おとなしくなった村上海賊の娘景が再び動き出す。
2016年9月2日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_32 村上海賊の娘 第二巻 和田 竜 一向宗の総本山、大阪本願寺と信長の戦い。そのものすごさ、悲惨さが、その戦略も含めてリアルに描かれている。村上海賊の娘、景(きょう)は、この巻では傍観者である。
2016年8月26日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_31 村上海賊の娘 第一巻 和田 竜 織田信長が一向宗と対立していた時代、瀬戸内海を支配していた村上海賊、その娘の破天荒ぶりを描いています。
2016年8月22日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_30 活版印刷三日月堂 星たちの栞 ほしおさなえ 亡くなった祖父の活版印刷店三日月堂を再開した孫娘の弓子。いまどきの活版印刷は骨董品的な趣がある。そうした活版印刷を通しての人間模様が感動的。三日月堂があるのが川越ということにも親近感を感じました。
2016年8月9日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_29 死神の精度 伊坂幸太郎 亡くなる予定の人の最終判断をするために死神がやってくる。死神とはいえ、人間の姿かたちをしている。1週間の観察の結果、「可」と判断すると8日目に亡くなり、それ見届けて死神の仕事が終わる。感情もなく、痛みも感じず、食べるこ […]
2016年8月1日 / 最終更新日時 : 2020年11月24日 hontake 2016年2016_28 京都骨董ふしぎ夜話2 獅子ししゃも 京都にある桃枝骨董店、店主と孫娘の女子大生光(ひかり)、そして使用人の天草が繰り広げる物語、その続編。天草は人間ではない。でも人の姿かたちをしている。いわゆるほのぼの系の内容であり、読んでいて心地良い。読み進むにつれ、 […]