2016_29 死神の精度 伊坂幸太郎

 亡くなる予定の人の最終判断をするために死神がやってくる。死神とはいえ、人間の姿かたちをしている。1週間の観察の結果、「可」と判断すると8日目に亡くなり、それ見届けて死神の仕事が終わる。感情もなく、痛みも感じず、食べることも寝ることも必要のない死神、しかし、なぜかミュージックが大好きで渋滞が嫌い。どことなく滑稽で人間味を感じる。ミステリー性もある短編集、面白く読めました。

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