2018_10 分 身  東野圭吾

 北海道と東京で暮らす二人の女子大生、二人は全く同じ顔をしている。別々に育ち、親の繋がりも全くない。双子の姉妹なのか。それぞれが生きてきた中で、全く親に似ていないなど、何となく疑問を感じる些細な出来ことがなかったわけではない。そして双方の母親が亡くなってしまい、それぞれが出生の秘密を探り始める。二人の物語が交互に展開され、徐々に明かされていく出生の秘密。その背景には想像を超えたいきさつが隠されていた。医学界のタブーにも触れた作品である。

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