2018_13 ラプラスの魔女 東野圭吾

 ラプラスとは確か数学か物理の学者だったような気がする。どんな内容なのか、何がラプラスなのかと思いながら読み始めました。いきなり竜巻で母親を無くすという事故。続いて映画監督の娘が硫化水素自殺を図り、母親も亡くなり、弟が意識不明、しかし奇跡的に回復する。この映画監督と息子がこの物語のカギを握る。そして温泉にて2件の硫化水素中毒による死亡事故が連続発生、事故ではなく殺人ではないかとの疑いもかけられる。この事件の読み解きが大学教授と刑事によって進められていく。何がラプラスかも後半に分かってくる。実に見事に組まれたストーリー、さすが東野圭吾、といった内容でした。面白かったです。

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