2018_34 去年の冬、君と別れ 中村文則

 女性二人を殺害した写真家、木原坂雄大のことを本に書こうとして、刑務所で接見しているところから物語が始まります。取材を進めていく中で、殺人の状況や、木原坂の生い立ち、その異常さが明らかになっていきます。そして木原坂には姉がいて、カギを握る存在となっていきます。本当の異常さは何なのか、最後には思いがけない結末となっていくのですが、文末に「 M・Mへ、そしてJ・Iに捧ぐ 」としめくくられています。これは文頭の見出しにもなっているのですが、登場人物にこのイニシャルの人物は登場していません。どういうことか、この本が何だったのかが分かるでしょうか。

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